陶芸教室の魅力といえば、無心になって土を捏ねている時間を外すことが出来ません。
創造的な作業に没頭することは、集中力を高めるだけでなく瞑想にも近いリラックスした心理状態に変えてくれます。
陶芸においては土練りや成形といった工程において、自分自身の心と向き合うことが出来るのです。
今回は土練りや成形をするうえで注意しておきたい事柄をご紹介します。
陶芸を経験した皆さんであれば、土を捏ねているうちに土の感触が変わってきたという感覚を抱いたことがあると思います。

土は空気に触れることで含有している水分が蒸発します。
水分の少なくなった土はパサパサとした感触になり、捏ねまわすのも難しくなるのです。
無心に土を捏ねていると、こうした土の変化を見逃すことも少なくありません。
パサついた土では形成が上手くいかなくなってしまいます。
そのため、あまりにも長い時間土を捏ねるのは作品の質を向上させるうえで良いとは言えないのです。
作品のコンセプトやモチーフについて思考したい、作業を一時中断したいといった場合には、土を外気に触れさせない方法で保存することをおすすめします。
具体的な方法としておすすめなのが、タオルやビニールラップといった道具で土を包むというものです。

このとき注意していただきたいのは、出来るだけ密閉状態にするということです。
少しでも隙間があるとそこから空気が入り込み、土の乾燥を促してしまいます。
土を労わることも陶芸の醍醐味ですから、土の乾燥には注意を払いましょう。
乾ききってしまった土は細かく砕いた後、水に浸すことで潤いを取り戻すことが可能です。

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ただし、ただ浸すだけではなく、充分に水を切って乾燥させなくてはいけないことを覚えておきましょう。
焼き物の作成では素焼きの前に作品を乾燥させるのが一般的です。
乾燥が上手くいかないと素焼き前の装飾作業が捗らず、満足した作品に仕上がりません。
乾燥のコツは焼き物全体を均一に乾かすことです。
風が吹いている場所に焼き物を晒すと、風が当たっている部分とそうでない部分で乾燥具合にムラが出てしまいます。
これを防ぐためにも、なるべく風が当たらない日陰に置いて乾燥を待ちましょう。

そのときに、焼き物の下に新聞紙を敷いておくと、乾燥を早めることが出来ます。
ご紹介したようなテクニックは、陶芸に置いて欠かせない土との会話の一部といえます。
刻々と変化する土に愛着を覚えながら、自分の手で焼き物を作り上げる。
陶芸の世界に没入したいという人は、土との対話を念頭に置いて陶芸教室に通ってみましょう。